Qiskit 0.14 Tutorials : 基礎 : トランスパイラを使用した回路の書き換え (翻訳/解説)
【Qiskit 0.14 Tutorials : 基礎】
◆ トランスパイラを使用した回路の書き換え
Qiskit は IBM 社がオープンソース化した量子コンピューティング・フレームワークで、量子コンピュータでプログラミングするために必要なビルディングブロックを提供しています。Qiskit 0.14.0 までバージョン更新されましたので、チュートリアルの再翻訳を行ないます。
今回は基礎編から、トランスパイラを使用した回路の書き換えのためのチュートリアルです。
量子回路は execute 関数を使用してリアル量子デバイス上で実行されますが、この execute 関数は回路をバックエンドの制約に適合するように書き換えて最適化するステップを含みます。このステップは transpilation と呼ばれ、qiskit の transpile 関数は入力回路を取り変更された回路を返します。この transpile 関数の使用がこのチュートリアルの目標です。