TensorFlow 1.12.0 リリースノート (翻訳)
【TensorFlow 1.12.0 リリースノート】
TensorFlow 1.12 の安定版がリリースされましたので、いつものようにリリースノートを翻訳しておきます。前バージョンからおよそ 2 ヶ月が経過しています。
TensorFlow 1.12 では Keras が強化されています。特に SavedModel フォーマットに直接エクスポートされて Tensorflow Serving で利用可能となり、tf.data.Dataset による評価もサポートされました。また TPU 上の Keras の品質が向上してバグ修正も入ります。
Apache Ignite との連携へのサポートも追加されています。
興味深い点としては tf_api_version フラグが追加されたことです。このフラグは TensorFlow API version 2.0 のビルドに利用されることになります。
バグ修正とマイナーな改良はいつものように多岐に渡りますが、tf.data の領域が目立ちます。