TensorFlow 1.10.0 リリースノート (翻訳)
【TensorFlow 1.10.0 リリースノート】
TensorFlow 1.10 の安定版がリリースされましたので、いつものようにリリースノートを翻訳しておきます。
1.9 から丁度1ヶ月ほどの間隔です。
TensorFlow 1.10 の重要な点は、マルチ GPU サポートのために NCCL 2.2 でビルドされていることです。また、(次の更新の) TF 1.11 から Windows ビルドは Bazel を利用することになります (cmake サポートはドロップされます)。
新しい機能としては、tf.data に BigTable (Google社の分散 NoSQL DB) が統合される方向が示されたことが大きいでしょう。また、多くの名前空間 (tf.*) について既存の tensorflow シンボルのための新しいエンドポイントが追加され、これらが推奨エンドポイントになります。将来的には既存のエンドポイントは置き換えられる可能性がありますので注意してください。
もちろんバグ修正は多岐に渡りますが、tf.data と tf.estimator の領域が比較的多いです。