Quantum Development Kit : 量子開発テクニック : Q# 型モデル
【QDK: 量子開発テクニック: Q# 型モデル】
Microsoft Quantum Development Kit (QDK) のドキュメントの翻訳・動作検証を行なっています。今回は Q# で利用可能なデータ型を説明する「Q# 型モデル」の章です。
Q# は強く型付けられた言語で、直接利用できるプリミティブ型と他の型から新しい型を生成するための様々な方法が提供されます。
プリミティブ型には 64-bit 符号付き整数や倍精度浮動小数点数のための通常の型がありますが、Pauli 行列を表わす Pauli 型は特徴的です。また、Q# はターゲットマシン内の量子ビットへの参照をモデル化するためにプリミティブ型 Qubit を定義します。
プリミティブ型以外では、例えばタプル型は複数の値を一緒に単一の値に集めるために Q# の至るところで使用されるパワフルな型で、Q# は “tuple-in tuple-out” 言語とも呼ばれています。