高速リアルタイム SQL クエリエンジンに特化した Hadoop / Spark 軽量クラスタ・ソリューションを AWS で提供開始

株式会社クラスキャット（本社：東京都港区赤坂、代表取締役社長：佐々木規行）は、ビッグデータ分析向けの高速リアルタイム SQL クエリエンジンの利用に特化した Hadoop / Spark 軽量クラスタ・ソリューション「ClassCat® Analytics Solution Standard Model」を本日（11月5日）より AWS (Amazon Web Services) 上で提供開始することを発表致しました。
また併せて Hadoop ディストリビューション・ベンダーによる各種 Hadoop ソリューションを利用した Spark クラスタ構築・運用のコンサルティングサービスの提供も開始致します。
新ソリューション「ClassCat® Analytics Solution Standard Model」は AWS 上のマネージドサービスとして提供されます。大きな特徴として複数の SQL クエリエンジン Presto、Drill、Hive on Tez 及び Spark SQL が Hadoop クラスタ上で構成され最適化されていますので、手軽に利用可能になっています。
これらの SQL クエリエンジンは MapReduce フレームワークには依存せず高速化が図られています。
Presto は Facebook 社がオープンソースとして公開した SQL クエリエンジンで PB（ペタバイト）単位のデータセットに対応可能です。コーディネータと複数のワーカーから構成されるクラスタ上の分散システムとして動作し、コーディネータに投入された SQL クエリがワーカーで分散処理されます。
分散 KV ストア Cassandra で特に高いパフォーマンスを発揮します。
（Cassandra は「ClassCat® Analytics Solution Standard Model」のオプションとして追加構成可能です。）
Drill はスキーマフリーな SQL エンジンとして注目され、非構造化データ・半構造化データの扱いにおいて特に優れています。
非常に多くの NoSQL データベースやクラウドストレージをサポートしており、MapR-FS や MapR-DB をサポートしているのも大きな特徴です。
Apache プロジェクトにおいてメジャーリリースも完了しています。
Tez は Hadoop YARN ベースのデータ処理アプリケーション用フレームワークです。MapReduce パラダイムを改良することにより Hive の利便性が高まり、パフォーマンスを向上させています。
そして Spark SQL は Spark が提供する SQL フレームワークです。
Spark は米 University of California Berkeley(UCB)で開発された、クラスタ指向の分散処理フレームワークです。汎用性が高く Hadoop MapReduce より高速とされ、インタラクティブなシェルをはじめとして柔軟な使い方が可能です。
新ソリューション「ClassCat® Analytics Solution Standard Model」はインタラクティブな SQL クエリエンジンを中核としていますので利便性が高く、スモールスタートも可能とした構成になっていますので、ビッグデータ分析の入門にも最適なソリューションです。
AWS 上のマネージドサービスとして提供されますので面倒な管理も不要です。
クラスキャットではまた、新ソリューション「ClassCat® Analytics Solution Standard Model」の提供と併せて、Hadoop ディストリビューション・ベンダーによる各種 Hadoop ソリューションを利用した Spark クラスタ構築・運用のコンサルティングサービスの提供も開始致します。

【動作環境】

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